戦国時代の武将と明治時代の起業家に想いを巡らす旅

今から450年以上さかのぼる昔に、戦国時代の武将として活躍した武田信玄が発見したという逸話のある毒沢温泉に行ってきました。

金鉱を堀当てた後にお宝と温泉を独り占めにするために、「毒沢」という恐ろしげな名前をつけるところが信玄らしいですね。

JR中央本線にのんびりと揺られて車窓から流れていく風景を味わいながら、JR下諏訪駅を目指します。

長野県諏訪町の豊かな自然に囲まれている毒沢鉱泉 神の湯という、昔ながらの温泉旅館に泊まってきました。

館内はノスタルジックなムードを感じることができ、純和風の雰囲気が漂っている客室でゆったりと寛ぐことができました。

信玄の隠し湯としても有名な黄金色に輝く源泉で、日頃の疲れをリフレッシュすることができました。

地元信州の食材をたっぷり活かした里山料理や、採れたての山菜を活かした郷土料理を美味しく頂くことができました。

女将さんやスタッフの方々の、心のこもったおもてなしには心温まるものがありました。翌朝早くお世話になった宿を後にして、諏訪湖のほとりに佇む大富豪の遺物を見に行ってきました。

かつては日本の貿易を支えた絹の製品によって巨万の富を築き上げた、二代目片倉兼太郎には前々から興味深いものがありました。

今でもシルクの王様と地元の人たちから称えられている実業家が諏訪に建てた、国によって重要文化財に指定されている片倉館が感動的でした。

館内は美しいレリーフや独特なデザインのステンドグラスによって装飾されていて、世界各国の建築様式を取り入れた異国情緒が伝わってきました。

絹によって歴史を紡ぎ上げていった、ひとりの偉人の思いが込められていて幻想的な雰囲気を漂わせていました。

お土産には諏訪のピーナッツをまぶした煎餅を買いました。パリパリとした食感が特徴的で、ほんのりと香るバターにぴったりと合ってしました。

温泉好きの方々だけでなく、明治時代の産業について興味がある人には是非とも訪れて頂きたい観光地だと思います。